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GUIDE · 01 AIクローラー許可

AI検索のクローラーをrobots.txtで許可する方法
— 検索用と学習用を分けて考える

ChatGPT・Claude・Perplexity・Googleの各AI検索に引用されるための最初の条件は、それぞれの検索用クローラーがページを取得できることです。ところが多くのサイトで、学習用クローラーを止めるつもりの設定が検索用まで巻き込んでいます。このガイドでは両者の違いと、robots.txtの正しい書き方、robots.txtでは見えない詰まり方を整理します。

公開: 2026-08-26最終更新: 2026-08-26時点: 2026年8月
結論

AI検索に引用されたいなら、OAI-SearchBot・Claude-SearchBot・PerplexityBot・Googlebotの4つを許可する。学習に使われたくない場合はGPTBot・ClaudeBot・Google-Extended・CCBotを別グループで拒否する。この2つは独立した判断で、片方を止めても片方には影響しない。

1. 「検索用」と「学習用」は別のクローラー

OpenAI・Anthropic・Google はいずれも、モデルの学習に使うクローラーと、検索結果の引用に使うクローラーを別のUser-agent名で運用しています。学習用を拒否しても検索用には影響せず、その逆も同じです。

提供元検索・引用用(許可すべき)学習用(任意)補足
OpenAIOAI-SearchBotGPTBotChatGPT検索の引用リンクはOAI-SearchBotのクロール結果から作られる
AnthropicClaude-SearchBotClaudeBotClaude-SearchBotは検索結果の品質向上用、ClaudeBotは学習用
PerplexityPerplexityBot(学習用の別名なし)Perplexityは検索インデックス構築用のみ公開
GoogleGooglebotGoogle-ExtendedAI Overviews/AIモードはGooglebotの通常インデックスを使う。Google-Extendedは Gemini 等の学習・グラウンディング制御用で、検索順位には影響しない
Common Crawl—CCBot多くのモデルの学習データ元。検索引用には関与しない

つまり「AIに学習されたくないのでAIボットを全部止めた」という設定は、学習は止められるが、AI検索からの流入も同時に止めていることになります。両方止めるのは一つの判断ですが、意図せずそうなっているサイトが多いのが実情です。

2. robots.txtの書き方(そのまま使える例)

パターンA:AI検索は許可、学習は拒否(多くの企業サイトに向く)

# AI検索・引用用クローラーは許可
User-agent: OAI-SearchBot
User-agent: Claude-SearchBot
User-agent: PerplexityBot
Allow: /

# モデル学習用クローラーは拒否
User-agent: GPTBot
User-agent: ClaudeBot
User-agent: Google-Extended
User-agent: CCBot
Disallow: /

# それ以外(Googlebot含む)は通常どおり
User-agent: *
Disallow: /admin/
Disallow: /search
Sitemap: https://example.com/sitemap.xml

パターンB:すべて許可(コンテンツを広く参照してほしい場合)

User-agent: *
Disallow: /admin/
Sitemap: https://example.com/sitemap.xml

AIボット向けの記述がまったく無ければ、各ボットはUser-agent: *のグループに従います。特別に拒否していない限り取得できるので、「何も書いていない」状態は許可と同じです。

グループの仕組み(ここを誤解すると設定が効かない)

robots.txt(RFC 9309)では、クローラーは自分の名前に最も長く一致するUser-agent行のグループだけを読みます。GPTBot向けのグループがあれば、GPTBotはUser-agent: *のグループを一切見ません。したがって、共通のDisallow: /admin/を AIボットにも効かせたい場合は、AIボットのグループ側にも同じ行を書く必要があります。

User-agent: OAI-SearchBot
User-agent: Claude-SearchBot
User-agent: PerplexityBot
Disallow: /admin/     # 共通の除外は各グループに繰り返す
Allow: /

3. よくある間違い

4. robots.txtでは見えない詰まり方

robots.txtで許可していても、実際には取得できていないケースが少なくありません。この種の問題はrobots.txtを読むだけの診断ツールでは検出できません(当サイトのチェッカーも同様です)。

確認方法として最も確実なのは、サーバのアクセスログでOAI-SearchBot等のUser-agent文字列を検索し、ステータスコードが200かを見ることです。ログに一度も現れないなら、そもそも到達していない(DNS・CDN側の問題)か、サイトがまだ発見されていないかのどちらかです。

5. ユーザー操作で動くフェッチャー

上記のクローラーとは別に、利用者がAIに「このURLを読んで」と指示したときに動くユーザー起点のフェッチャーがあります(ChatGPT-User、Claude-User、Perplexity-Userなど)。これらは検索インデックスを作らず、各社でrobots.txtの扱いも異なります。AI検索の「引用」に関わるのは前述の検索用クローラーなので、robots.txtの設計はまずそちらを優先してください。

このガイドに対応する診断項目

LLMOチェッカー カテゴリ01「AIクローラー許可」(20点)

項目配点判定内容
OAI-SearchBot5robots.txtで対象URLの取得が許可されているか(RFC 9309準拠で判定)
Claude-SearchBot4同上
PerplexityBot4同上
Googlebot3同上
llms.txt2設置と内容の妥当性(別ガイド)
noindex2metaタグ・X-Robots-Tagでインデックス拒否していないか
GPTBot / ClaudeBot / Google-Extended / CCBot参考学習用クローラーの許可状況。採点には影響しない
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更新履歴
2026-08-26
初版公開。